蓮舫氏の二重国籍問題、時系列まとめ

蓮舫二重国籍、2016年9月の発覚から現在までの状況

最終更新日:2017年8月16日

蓮舫氏の二重国籍問題概要

2016年8月、民進党の代表戦を目前にして、代表に立候補していた民進党代表代行(当時)蓮舫氏は台湾国籍と日本国籍の二重国籍状態にあるという疑惑が出てくる。

ネットでも祭り状態となり、過去の発言等がいろいろ掘り起こされる。
本人の説明も二転三転、世間の関心の大きさを本人が認識しておらず、問題を軽視した発言や嘘となる発言によりさらに炎上。

収束したかに見えたが、10月に入ってからも二重国籍状態にあることがわかり再燃。
そのまま何もなく時と共に沈静化していたが、2017年7月の都議会議員選挙の惨敗を受けて、蓮舫氏の国籍問題も原因にあると指摘され、二重国籍状態にないことを証明する資料を公表すると発表。

蓮舫氏の二重国籍問題、2016年9月から現在までの状況を時系列でまとめ

2016年8月 言論サイトが二重国籍疑惑を論じる。
9月2日 産経新聞に二重国籍疑惑が掲載される。
9月3日 蓮舫氏私は生まれた時から日本人です」「高校3年で18歳で日本人を選びましたと発言。

*母が日本国籍、父が台湾国籍。1967年に蓮舫氏は出生。当時の国籍法では母の国籍を選べず、日本国籍は持っていない。
国籍法の改正は1985年。この時から日本国籍を選べるようになる(蓮舫氏18歳)。
おそらく、この時に日本国籍を取得している。
それ以来2016年10月7日まで二重国籍状態にあった。 本来であれば、22歳までに国籍を選択しなければならない。
9月13日 蓮舫氏、台湾国籍が残っていたことを認め、台湾国籍を放棄する手続きを取っている途中でありその手続きが終わったら、この問題は終わりです。と発言。
9月15日 民進党の代表選挙で代表に当選。
9月23日 台湾当局から台湾国籍の離脱証明書を受け取り区役所に提出。

*おそらくここから10月7日までの間に、国籍選択の宣言をするよう強く行政指導を受ける。
10月6日 記者会見で極めて私の個人的な戸籍の件に関しては、みなさまの前で話をしようと思っていないと発言。
10月7日 日本国籍の選択宣言
(この時点では未公表。15日に、7日に選択したと説明。)
10月13日 参議院予算委員会にて、自民党の三原じゅん子議員より「蓮舫氏はいつ日本国籍を選択したか明らかにしていない」と指摘される。
10月14日 金田法相は一般論として「(日本国は台湾を国家として認めていないので)台湾当局が発行した外国国籍喪失届(国籍喪失許可証)は受理していない」と説明。
10月15日 台湾国籍の離脱が受理されておらず、10月7日に国籍選択宣言をしたと公表。
10月16日 法定代理人を含めやりとりし、法務省から(国籍法)違反に当たらないとの考え方を文書で頂いたと発言。
10月18日 金田法相は一般論として「(原則22歳までという国籍選択の)期限後に義務を履行したとしても、それまでの間は国籍法上の義務には違反していたことになる」と説明。
2017年
7月11日
党会合で、「蓮舫氏の説明不足が都議選の敗因の一つになった」となり、日本国籍を選んだ日付が確認できる戸籍謄本を公表すると示す。
出席者によれば、「いつでも戸籍謄本を開示する用意がある」と述べたという。
7月13日 記者会見で、 「戸籍謄本そのものを公表するとは言っていない」「何を示すかは今、弁護士を含めて整理している」として、18日に公表すると発表。
わが国では戸籍は優れて個人のプライバシーに属する。差別主義者や排外主義者に言われて公開するようなことを前例にしてはいけない
7月18日 なんらかの資料を公表予定

ついでに、過去の発言も時系列で

1987年
週刊宝石1987年9月18日号「ときどき中国人だったり、日本人だったりするんです。

1992年
朝日新聞夕刊1992年6月25日「日本のパスポートになるのがいやで,寂しかった

1993年
1993年3月16日 ニュース番組「ステーションEYE」のメインキャスターに起用され「在日の『中国国籍』の者としてアジアからの視点にこだわりたい」と発言。

1997年
CREA 97年2月号「自分の国籍は台湾なんです」と発言
※蓮舫氏は「だった」が編集の過程ではずされたと釈明

1999年
グラツィア1999年8月号「中国人であるというアイデンティティー」と発言

2000年
週刊ポスト2000年10月27日号「アイデンティティは『台湾人』だ。

2004年
参議院選挙の公報「1985年台湾籍から帰化」と記載。

2010年
・2010年中国網(チャイナネット)日本語版にて、『華僑大臣』として紹介される。
・中国共産党機関紙2010年10月にて「華僑の一員として、日中両国の友好と協力の推進に力を尽くす。
・中華系航空会社機内誌2010年8月「ずっと中華民国国籍(台湾国籍)を維持してきた

状況により「台湾人」と「中国人」と「日本人」を使い分けてきたようです。
ネット上では、「三重国籍疑惑」も持ち上がっています。
中国では、他国の国籍を取得したものは自動敵に中国籍を失うとなっていますが、手続きには時間が掛かるそうで、もしかしたら現在も中国籍も持っているのでは?という疑惑です。

法令

国籍法違反?

法務大臣は違法状態にあるとの認識を示しています。
国籍法には虚偽申告の罰則しか設けられていないので、二重国籍状態が国籍法に反して刑事事件となることはありません。
他にも戸籍法とか関連法令がありますが、他サイトでいろいろ解説されているので割愛。

一番の問題は、外国籍の人が長年国会議員を務め、内閣総理大臣補佐官や大臣までつとめていたということ。
二重国籍は日本人であると同時に、間違いなく外国人でもあります。
国会議員になる国籍要件は「日本国籍であること」のみで、「外国国籍ではないこと」というのはありません。
法の定めでは、衆議院は25歳、参議院は30歳以上じゃないとなれません。
国籍法では、22歳までに二重国籍は解消されているはずであり、議員になれる25歳以上で二重国籍というのは法の想定外。
法の隙間を突いたような状態です。

台湾を国と認めていないのに国籍というのはおかしいのでは?

おかしくありません。

国籍法ではなく準拠法の裁判例ですが「法の適用に関する通則法 38条」について「東京家審昭和44年5月28日家月21巻12号175頁」等で「法廷地国である日本国が国際法上その国家を承認しているか否かは問わない」との判断があります。

台湾のパスポートは有効ですし、「台湾国籍」が存在するものとしなければ実務上も問題が大きいでしょう。

まとめ

矛盾する発言や結果として嘘とる発言、役所と食い違う発言、報道機関と食い違う発言など、信用が大切な国会議員として発覚後の対応に失敗したといえます。

罰則がなくても違法は違法ですし、法は守らなければなりません。
立法機関である国会議員が法を軽視する。
しかも野党第一党の党首です。
説明するなら、戸籍の該当箇所だけ見せれば一発で済むんですけどね。

民主主義の選挙には、選挙を通してそれまでの政権のジャッジメントをするという機能もあります。
今の状態では、ジャッジをするにも自民党の他に受け皿となる政党が無いという、国民にとって大変不幸な状態になっています。

私は特に支持政党を持っていませんが、野党にはもう少ししっかりして頂きたい。
たまには、消去法ではない選挙がしたいですね。。

2017年7月追記

なぜかまた自ら炎上を招いた蓮舫氏。
11日〜13日までのあいだに、党内でいろいろあったのでしょう。
またもや発言がころっと変わりました。
2016年10月7日まで二重国籍状態にあったことは公表済みであり、今回はこれを裏付ける資料を公表するということ。
正直何がしたいのかよくわからない。

朝日新聞やとくに毎日新聞は、「差別を助長する」として批判的な立場。
読売新聞は事実を述べるのみで私見は含まれていないですね。

差別を助長するとする立場からは、
党内から「外国人や日本国籍の取得をした人への差別を助長しかねない」(毎日新聞 7月12日)
名城大近藤教授「議員に限らず『本当に日本人なのか』とルーツをあぶりだす空気を醸成しかねない」(毎日新聞 7月15日)
とあります。
民進党の差別対策ってこういう感じなんですかね。
過去の歴史で差別対象になっていた属性をもつ人は、これからもそれを隠して暮らしていけばいいという考えなのか。
野党第一党の党首という極めて公人である人が公表することで(もう公表してますが・・)、隠すことなくそのままで差別がない社会を作る努力が必要なのではないでしょうか。
それに「本当に日本人なのか」は国会議員の資格要件であり、非常に重要なんですけど。。

この国籍問題の争点は、国会議員の二重国籍が法の隙間にあることでした。
法では「日本国籍であること」を規定するのみで、「外国籍ではないこと」という規定ありません。
蓮舫派の人たちは、この状態を「法は二重国籍の国会議員を認めているから規定が無い」ととっているのでしょう。
私は、「法の欠缺(抜け・漏れ)であり、法の意思として二重国籍の国会議員を認めるものではない」と思っています。
蓮舫氏じゃなくてもいいのですが、最高裁までいって司法の判断をしてほしい。
それか立法機関により明確にして欲しい部分です。
個人的には蓮舫氏の国籍が「現在は」二重ではないことを疑っていませんし、正直どうでもいいです。
「国会議員の二重国籍」が法で認められているのかいないのか、だけ気になります。

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